蜂の子で動悸・息切れを改善

動悸・息切れの原因

動悸とは、突然心臓の動きが早くなったり、「ドキドキッ」や「ドクンドクン」といった大きな拍動が起きたりすることです。
一方、息切れとは呼吸時に抱く不快な症状です。
主に、「ハアハア」や「ぜえぜえ」といった息が切れたり、息をすることが困難になります。
では、動悸や息切れはなぜ起こるのでしょうか?

動悸のメカニズム

動悸には、大きく分けて2種類あります。
緊張や不安を感じたときに起こる「一時的な動悸」と、狭心症や心筋梗塞、大動脈瘤や心臓病などの何らかの疾患や病気が原因の「断続的な動悸」です。
断続的に続く動悸は原因となる疾患や病気を解明し、治療をしなければ改善することは難しいので、ここからは一時的に起こる動悸について説明します。
人は誰しも、激しい運動をしたり、急に体を動かしたりすると一時的に動悸を感じます。
緊張や興奮などの外部から受けた「刺激」によって、体は交感神経が優位になるからです。交感神経が優位になると、体は外部の刺激から体を守るために防御反応を出します。
その反応の一つが動悸なのです。
また、人の体は心臓への負担が大きくなると、心機能が通常時よりも低下します。
心機能が低下すると、心臓の最も重要な役割である「全身に血液を送る」作用が滞ります。すると、心臓は血液を送る作用をフォローするために拍動数を増やします。
これによって動悸が生じることもあります。

息切れのメカニズム

激しい運動をすると誰でも息切れをします。
しかし、軽い運動やちょっとした活動で息切れを感じるような場合、心機能が低下している可能性があります。
心機能が低下すると、心臓は全身に十分な酸素を送り出せなくなり、体は不足する酸素を補うために呼吸を活発にします。
これにより、息切れが起きると考えられます。
また、すぐに息切れを感じる方は呼吸器系の疾患を患っている可能性もあります。
息切れ自体は肺からくる症状なので、頻繁に息切れが起こると肺の病気を疑いがちですが、心臓などの循環器の病気が原因でも息切れや呼吸困難、胸の締め付けなどの症状が起きます。
ほかにも、息切れの原因は更年期障害にもあります。
40代以降で息切れに悩まされている方の多くは更年期障害が原因だともいわれています。
更年期障害はホルモンバランスの乱れが原因ですが、ホルモンバランスが崩れると同じ脳の視床下部でコントロールされている自律神経も乱れやすくなります。
自律神経が乱れると、交感神経が刺激されやすくなりますので、動悸、息切れ、イライラ、不安感、倦怠感といった症状を悪化させます。
更年期障害が原因で起こる息切れは、活動しているとき安静にしているとき関係なく起きるのが特徴です。
息切れ以外の更年期症状はなく、安静にしているときでも息切れが起こるという場合は、早めに病院を受診しましょう。

動悸と息切れは同時に起こることが多いです。
動悸と息切れが同時に起こると、余計に呼吸が苦しくなるため、不安がより強くなり、何らかの病気を疑ってしまいますよね。
もちろん、動悸や息切れを引き起こす病気もありますが、原因は肉体的なことだけではありません。
動悸と息切れが起こる原因は精神面にも大きく影響しています。
例えば、日常的に過度なストレスを感じている人は自律神経が乱れている可能性が高いです。自律神経が乱れると、活動・緊張モードの交感神経ばかりが優位になり、休息・リラックスモードの副交感神経の働きが低下しています。
交感神経は優位な状態が続くと、 筋肉を収縮して血行不良を起こしたり、疲労の回復を遅らせたり、不眠を招いたりと、体力や気力を低下させ、疲労感や倦怠感を増幅させる大きな原因です。
体力が落ちて疲労感や倦怠感が強くなると、以前と同じ活動量でも体は疲れてしまい、動悸や息切れをしやすくなります。

蜂の子が動悸、息切れの改善に効く理由

蜂の子は、動悸、息切れを予防し、改善に効果的な働きがあります。
ここからは、蜂の子が動悸、息切れ対策に効果的な理由を4つご紹介します。

コルチゾール値を下げる

人の体は強いストレスを受けるとストレスホルモン「コルチゾール」が増加します。
コルチゾール自体はストレスに対抗するありがたいホルモンなのですが、コルチゾールの分泌が必要以上に増えると、血圧が上がったり心拍数が増えたりします。
血圧が上がったり心拍数が増えたりといった状態が続くと、動悸や息切れが起こりやすくなります。
岐阜大学の青木淳教授の研究グループで蜂の子を使用した実験を行ったところ、蜂の子を長期的に摂取していた人たちの血中のコルチゾールの値が低下していることが分かりました。
実験の目的自体は、難聴や耳鳴りに対する蜂の子の効果を調べるものでしたが、血中コルチゾール値が低下するということは難聴や耳鳴りの回復だけでなく、動悸や息切れの予防・改善にも効果的です。

自律神経の乱れを整える

上記でも述べたように、緊張や興奮などの外部から受けた刺激によって、体は交感神経が優位になり、外部の刺激から体を守るために防御反応として動悸が発症します。
さらに、自律神経が乱れて交感神経が優位な状態が続くと筋肉を収縮して血行不良を起こしたり、疲労の回復を遅らせたり、不眠を招きます。 体力や気力を低下させ、疲労感や倦怠感を増幅させ、以前と同じ活動量でも体はすぐに疲れてしまい、動悸や息切れをしやすくなります。
動悸や息切れを防ぐためには自律神経の乱れを整えることが大切です。
蜂の子には、神経の興奮やイライラを抑えるマグネシウム、心を安定させるカルシウム、疲労回復を促す鉄、脳の神経伝達物質の材料となる亜鉛、睡眠ホルモン「メラトニン」を作るセロトニンの材料となるトリプトファンなどが含まれていますので、乱れた自律神経を整えるように作用します。
蜂の子には、アミノ酸、ビタミン、ミネラルといった心身の疲労回復を助ける栄養素がバランスよく含まれていますので、体力の回復・維持にも効果的です。

睡眠の質を高める

一時的に起こる動悸を予防、改善するために最も大切なことは「休息」だといわれています。
動悸や息切れをしているときの神経は過敏になっていますので、リラックスできる時間を確保して、心身の休息をはかることが重要です。
そのために大切な要素に「睡眠」があります。
睡眠は肉体の疲労を回復するだけでなく、自律神経のリズムを整えて心を安定させる作用もあります。
また睡眠の質が低下して睡眠不足や中途覚醒などの睡眠障害になると、自律神経が乱れて交感神経が優位になり動悸や息切れが起こりやすくなりますので、動悸や息切れを改善するだけでなく予防するためにも質の良い睡眠が大切です。
蜂の子には、自律神経を整えるカルシウムやマグネシウム、質の良い睡眠を促すトリプトファンが含まれているだけでなく、心身の回復を促すために必要な成長ホルモンの分泌を促すアルギニンも含まれています。

血行不良を改善

筋肉疲労と自律神経には密接な関係があります。
例えば、疲れて肩こりを感じるときは首周りの筋肉が緊張していますし、目の疲れを感じる時は目の周りの筋肉が緊張しています。
筋肉の緊張が脳や神経に伝わり、交感神経が活性化してしまうのです。
何度も説明していますが、交感神経が活発になると休息・リラックスモードの副交感神経が上手く刺激されなくなり、体は動悸や息切れをしやすい状態になります。
動悸や息切れを防ぐためには筋肉疲労をとって、筋肉の緊張をほぐすことが大切です。
蜂の子には豊富なアミノ酸が含まれていますので、継続的に摂ることで筋肉の修復や再生に必要なタンパク質を積極的につくります。
また、蜂の子に含まれるアミノ酸はタンパク質となることで全身の細胞の代謝を活性化して、ビタミンB2や亜鉛などのビタミン、ミネラルは新陳代謝を活発にすることで血行を良くします。
血行が良くなり血行不良が改善されると体温も上がりますので、筋肉の緊張がほぐれやすくなり、疲労物質や老廃物の排出もスムーズになりますので筋肉の疲労もとれやすくなります。

このように、蜂の子には一時的に起こる動悸や、自律神経の乱れによる息切れなどを予防し改善する働きをいくつも持っています。
動悸や息切れを感じている方は蜂の子を摂って心身の不安を解消しましょう。

【参考】
蜂の子で動悸・息切れを改善
https://www.delosmus.com/06.html